河原志穂さんとの出会い
「ドラゴンに会いに来ました」と、
私のぬいぐるみ作品展に、きれいな方が見えられた。
繁々とドラゴンに見入っている。私が、
「これはお母さん龍で、子供がさらわれて
困っているところを、パンダのロンロンたちが
協力して、子龍の救出をするんです」
と物語を説明すると、ふむふむとうなずいている。
すると、おもむろにスマホを取り出し、
「実は、龍のぬいぐるみを集めていまして…」と、
コレクションの龍の写真を見せていただいた。
すごい数。
ぬいぐるみ全般が大好きだけれど、
特に龍を熱愛されているそう。
ぬいぐるみ好きな方に会えて、私もテンションUP!
いつもより、作品の説明に熱がこもる。
展示していた「猫と鼠の御伽草子」の
絵本の物語を読んでいただく間は、
説明はせず、読み終わるまで後ろで待機。
読み終わられたので、ご説明をと前に進み、
その方の目を見てビックリ。目が真っ赤だったのだ。
今までも、目を潤ませてくださった方を
何人かお見かけして、感受性の豊かな方が
たくさんおられるのだなあと思っていた。
作ったこちらとしては、とても嬉しい。
そこで、「今度、読み聞かせのライブをしようと
思っているんです」と、4月8日の不思議な出会いで、
4人が集まった話をさせていただいた。
すると、その方、ニコリと笑って、
「実は私、こういう者です。」
と名刺を差し出した。
なんと、その名刺には、
「ボイスタレントプロダクション
DJ・司会・ナレーション
河原 志穂 」
と書かれているではないか!
「私、語りをやっております」
と言われて、
100mくらい、飛び上がった(イメージ)。
「ぜひ、私にこの物語の語りをやらせてください」
と言われ、いや?私がそう言ったのか?
その後の会話は、興奮しすぎて覚えていないが、
語りを生業とされているプロの方が
加わっていただけることになった。
河原さんは、ラジオのDJ、CMのナレーション、
落語会で講談師などをされている方だそう。
他にも、ノコギリ演奏なんぞもされる
ユニークな方。
誰かに自分の声で元気になっていただけたら
うれしいとおっしゃっていた。
さっそく、赤レンザのsatokoさんに連絡したら、
ちょうど宮古島の「龍の岬」におられるところで、
「ぜひぜひ、よろしくお願いします!」と、
新メンバーに大喜び。
緑レンザの今岡さんに連絡すると、平城京の天平祭に
行っておられて、龍のオブジェ前で、ワンちゃんの
撮影をしておられ、「大歓迎です」と。
青レンザの堀川さんにメールしたら、ドラゴンの合成写真
を作成中。どんどん増えていくメンバーに感激された。
河原さんは、
「もし、ドラゴンのぬいぐるみがなければ
わざわざ、この作品展を見に来て
いなかったと思います。」
今回は、ドラゴンが引き寄せた不思議なご縁
なのかも。
というわけで、「猫と鼠の御伽草子」
プロジェクトに五人目のメンバーが加わった。
五人だからゴレンジャー(古い!)から名前を
取って、グループ名は「五蓮座」。
河原さんはかわいい人だから、桃レンザかな?
と、勝手に妄想したのだった。
satokoさん撮影の「龍の岬」
今岡さん撮影の「平城京の青龍」
堀川さん作の「龍の背中に乗ったパンダのロンロンとバンビ」